各種イベント・コンクール

わが家のリフォームコンクール (平成26年度)

ゆとりある住まいづくりにつながる住宅リフォームの普及・促進を図るため、リフォーム工事の水準向上に寄与し、今後の増改築の参考となる優秀な事例を表彰しています。

すまいる愛知賞  
愛知県知事賞珈琲と音楽を楽しむ優しい空間<設計者・施工者>
森 昌代/リファイン緑丘
名古屋市長賞ドレスルームのあるコンクリートアパートメント<設計者>
桐山 啓一/AIRHOUSE DESIGN OFFICE
(独)住宅金融支援機構
東海支店長賞
ぶら下がりがいっぱいある家<設計者>
山下 祐紀/YY_WORKS
(独)都市再生機構
中部支社長賞
かぞくのものさし<設計者>
伊藤 孝紀/(有)タイプ・エービー
愛知県住宅供給公社
理事長賞
年齢を重ねても安心して住める、暖かでバリアフリーの先進の家<施工者>
尾関 元紀/パナホームリフォーム(株)中部支社名古屋リノベーション営業部
名古屋市住宅供給公社
理事長賞
人とモノの小さな居場所<設計者>
謡口 志保/ウタグチシホ建築アトリエ
特別賞
矢田 義典/(有)矢田義典建築設計事務所
髙木 英恵/(株)桶庄 reno-cube
鈴木 章/鈴木章建築設計事務所
入選
村瀬 充/(株)村瀬充アトリエ
尾上 真資/アイシン開発(株)「アイシンリブラン」
渋谷 道子/渋谷アーキテクチュア・プランニング
長谷川 幸代/(株)リビング春日井
伊藤 裕重/トヨタすまいるライフ(株)

講評

審査委員長 小川 正光(愛知教育大学教授)

 応募作品をみると、代々住んできた古くて立派な民家を大切にリフォームして受け継ぐ例に加え、戸建て・マンションに限ることなく中古住宅を安く購入し、自分たちの生活や希望に沿ったリフォームをする例が増えていました。住宅ストックの質が長く使えるレベルに向上したことと、居住者側に、住宅の構造・規模・立地・専用庭の有無などの点で価値のある住宅を選び出す眼と、自分たちの将来生活を明確にイメージする力が備わってきたのです。良い物を長く使う「成熟した社会」になりつつあるのを実感します。

 本年度は、過去最多の応募数で、各作品の優れた点を綿密に読み取り、協議を尽くして選考しました。次のような点が主な特徴です。

 伝統的な木組みの技術を残した古民家に、優れた作品がみられました。かつての重々しく暗い空間は、規模を減築したり、吹き抜けを設けたり、設備を一新することで、明るく、健康的な屋内に変化し、現在の生活に合わせたものになっていました。

 家族の趣味や嗜好に合わせた個性的な住宅も、リフォームなら思い切ってつくれます。趣味に熱中できる部屋の確保、コンクリートの素材感を活かした仕上げ、子育てしやすい部屋の作り、コントラストの強い色彩など、既製の住宅にはない楽しそうな雰囲気が生まれていることに感心しました。  間取りとしては、狭い部屋を統合して広い部屋にする傾向が明確でした。特に、リビングとキッチン・食事の場は住宅の中心に広くとり、周囲の部屋と緩やかにつながり、いつも家族の雰囲気を感じられるという計画が多くみられました。

 「カフェ」や「癒やし」というタイトルが多く、おしゃれでくつろげる雰囲気が求められる傾向にあります。自然の素材や古い木質の建具・家具を取り入れたり、穏やかな色彩を使うことで、そのような雰囲気がみごとに表現されていました。

参考

対象 

愛知県内で平成24年2月から平成27年1月までの間に工事の完了した、住宅のリフォーム(増築、改築、模様替えなど居住環境の改善のために行った工事)

応募資格 
住宅のリフォーム工事の設計者、施工者または建築主(連名も可)
応募点数 
65点
審査委員(敬称略) 
委員長小川 正光愛知教育大学教授
委 員朝岡 市郎(公社)愛知県建築士事務所協会会長
杉原 尚子(公社)愛知建築士会女性委員会委員長
中野 祥司愛知県建設団体協議会愛知県建設組合連合技術部長
日比野 好幸あいち住まいるフェア2015特別委員会委員長
松山 明中部大学准教授
宮田 直子インテリアコーディネーター

歴代受賞一覧

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