わが家のリフォームコンクール（平成28年度）
すまいる愛知賞
愛知県知事賞
永く暮らせる家

[設計者]
　後藤文俊（㈲アトリエ後藤建築事務所）

テーマ：ご夫婦が代々受け継がれた築148年の住まいをさらにバリアフリーも考え暮らす家
概要：築148年と代々受け継がれた住まいを将来や祖母の車イスでも生活がしやすい様に全面改修を耐震改修も含め行った。

講評：審査委員江上一枝

148年前から代々増改築を繰り返しながら住み継がれてきた木造住宅の大規模改修である。今回の改修では、ご夫婦とご祖母様（車いす利用）の生活の利便・快適性と耐震性の向上を目的とされ、「伝統」構法と「現代」生活を上手く整理・組み合わせた内容となっている。

先祖が創建した太い柱と太鼓梁に囲まれた神聖な空間では、時を超えて代々の思いが往来しているように感じられる。木構造の改修の自在性を再認識する好例として評価できる。