住まいづくり・住まい選びの基本情報住まいのお手入れ・住宅リフォーム
リフォームの留意点
家族の年齢や構成などの変化に合わせて、より住みやすい住まいにリフォームし快適に住み続けることは、環境にもやさしい賢い住まい方といえます。満足のいくリフォームのための留意点をご紹介します。
- ■リフォーム会社には得意分野があります。
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ひと言でリフォーム会社といっても、本業が工務店の会社もあれば、設備業者、インテリア工事業者、造園業者など様々です。当然、得意分野も違います。リフォームしたい内容に応じた会社を選びましょう。施工実績や顧客の評判をよく確認することがポイントです。
- ■契約は慎重に! 必ず契約書を取り交わしましょう。
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訪問販売で「今日契約すれば半額にサービスします」などと契約を急ぐ業者には注意が必要です。図面や仕様書、工事費内訳書をそろえてもらい、必ず契約書を取り交わすようにしましょう。
なお、訪問販売による契約は、契約書等の書面を受け取った日から数えて8日間以内であれば消費者から契約の解除(クーリング・オフ)ができます。 - ■工事着手後の変更や追加工事に注意!
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リフォーム工事は、仕上げ材をはがしてみて初めて、思ってもみない不具合が見つかって、追加・変更工事が必要になることがよくあります。こうした場合は、業者から十分に説明を受け、納得して次に進むことが大切です。必ず打合せ記録を作成してもらい、保管しておきましょう。
- <一般的なリフォームの流れ>
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①準備 ◆ 次のものを準備しましょう。
- 要望のリスト・メモ(予算が分かるように)
- 現状の住宅の図面
(マンションの場合は管理規約を含む)
②調査・見積り ◆ 見積りは最低でも2社以上に依頼すると良いでしょう。
◆ 見積りは現地調査やインスペクション(リンク参照)をしてから作成してもらいましょう。
◆ 分からないところは納得するまで確認しましょう。
◆なじみの大工さんや住まい手サポーターに相談するのも良いでしょう。③契約・施工 ◆ 契約書の内容が、希望の工事内容と合っているか確認しましょう。
◆ 小規模な工事でも必ず契約書を取り交わしましょう。
◆工事着手後に変更があれば、必ず打合せ記録を作成してもらいましょう。④完成 ◆ 竣工検査を行い、維持保全計画を確認しましょう。
◆ 契約書、図面、保証書などは必ず保管しましょう。
住宅リフォーム促進税制・支援制度
耐震・バリアフリー・省エネ・同居対応・長期優良化などのリフォームを行った場合には所得税と固定資産税が優遇される減税制度があります。また、市町村によっては住宅リフォームに対する補助制度等を設けている場合があります。
リフォームかし保険
リフォームかし保険は、リフォーム時の検査と保証がセットになった保険制度です。
リフォームかし保険では、後日、工事に欠陥が見つかった場合に、補修費用等の保険金が事業者(事業者が倒産等の場合は発注者)に支払われ、無償で直してもらうことができます。
リフォームかし保険の登録事業者は「登録事業者等の検索サイト」で検索することができます。
住まいるダイヤル
住まいるダイヤルは、公益財団法人住宅リフォーム・紛争処理支援センターの電話相談の愛称です。
- 1.電話相談
- 住宅に関する様々なご相談に、建築士の相談員がお答えします。必要に応じて弁護士の助言を得て、相談にお応えすることもできます。
- 2.リフォーム見積チェックサービス【電話相談】
- 契約前の見積書の見方やチェック方法などのご相談に相談員がお答えします。送っていただいた見積書等を見ながら電話で助言いたします。
- 3.専門家相談【対面相談】
- 住宅リフォーム工事の発注者(発注予定者)、既存(中古)住宅の買主、住宅品確法による評価住宅または、住宅瑕疵担保履行法に基づく瑕疵保険が付いた住宅の取得者や供給者は、弁護士と建築士による対面相談(専門家相談)を受けることができます。事前に、住まいるダイヤルへお電話ください。また、リフォームかし保険に加入していれば、紛争処理(ADR)も利用可能です。
(一財)住まいづくりナビセンター リフォーム評価ナビ事務局
〒104-6204 東京都中央区晴海1丁目8番12号 TEL:03-5166-9053 FAX:03-5166-9054
(一社)愛知県建築住宅センター
本部 〒460-0008 名古屋市中区栄四丁目3番26号[昭和ビル1・2階]
(各窓口はWEBサイトからご確認ください)