住まいづくり・住まい選びの基本情報土地選びのポイント
住まいづくり・住まい選びの第1歩となるのが土地選びです。土地の性質は様々な面で住まいに影響してきます。後悔のないよう慎重に検討しましょう。
土地及び土地周辺の観察
主な観点
■日当たり ■盛土・切土 ■風向き・風通し
■災害リスク(がけ、浸水) ■騒音 ■排水
■人通り・車通り ■治安 ■地盤
土地が低くなっているところや海・川に近いところでは、水害に対する注意が必要です。また、山すそなど山地丘陵地の近くでは、土砂災害に対する注意が必要です。
災害の危険性については、ハザードマップ等で調べることができます。
ハザードマップポータルサイト(国土交通省ウェブサイト)
マップあいち(愛知県ウェブサイト)
愛知県 安心・安全マップ(愛知県警ウェブサイト)
土地の諸条件の確認
土地の利便性(駅や商業施設、小中学校が近い)も重要ですが、土地の利用にあたって様々な条件がある場合があります。次の事項も確認するようにしましょう。
- ■都市計画(区域区分)
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「市街化区域」「市街化調整区域」「都市計画区域外」などがあります。原則として「市街化調整区域」では、住宅を建てることができません。
- ■用途地域
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市街化区域内では、用途の混在を防ぐため建築できる建物の用途や規模が制限されています。住居系8種類、商業系2種類、工業系3種類の全13種類があります。工業専用地域では、住宅は建築できません。
- ■建蔽率
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敷地面積に対する建築面積の割合です。敷地内にある程度の空き地を確保するために定められています。
- ■容積率
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敷地面積に対する延べ面積の割合です。建築物の総量を規制し、市街地の環境を整えるために定められています。
- ■接道状況
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原則として、敷地は幅が4m以上ある道路に2m以上接していなければなりません。
- ■地目
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「宅地」であれば特に問題はありません。「田」や「畑」の場合、手続きが必要となります。
- ■上下水道等
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「上水道」「下水道」「電気」「都市ガス」が整備されていないと、利用にあたって負担金(整備するための工事費等)が必要となる場合があります。
- ■建築条件
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「建築条件付き」とは、土地販売者が指定する建設業者と一定の期間内に建築請負契約を結ぶことを条件とした土地の販売形態です。
- ■引渡条件等
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「更地」の場合は建物等が除却された状態で、「現況」の場合は建物や工作物、立木等がそのままの状態で引き渡すことを示します。
- ■道路後退(セットバック)
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敷地の接する道路幅が4m未満で行政が指定したものは、道路の中心線から2mまでの位置は道路とみなされ、建物が建てられません。
豆知識
土地は不動産会社が販売するもののほか、土地区画整理組合の保留地等があります。