ドロボウに強い家
あなたの家は大丈夫?
住宅を対象とした侵入盗
愛知県の令和3年中の住宅を対象とした侵入盗の認知件数は1,077件で、1件あたりの被害総額は約153万円でした。
認知件数は年々減少傾向にありますが、1件あたりの被害総額は近年増加傾向にあります。
被害品は、現金のみならず、自動車、宝飾品、テレビ、パソコン、バッグ、衣類など多岐にわたり、中には、耐火金庫ごと盗まれるケースも確認されています。
ドロボウの約60%は窓から侵入
住宅に侵入するドロボウの多くは、窓から侵入しています。
無締まりの窓や、ガラスを破って侵入しています。
名古屋市、尾張地域では建物部分を破壊、三河地域では無締まりによる侵入割合が高い
愛知県では、組織窃盗グループが多用するドア錠こじ破り(ドアの破壊)による侵入手口の割合が他の都道府県に比べて高くなっています。
CPマーク
住宅を狙うドロボウの約7割が、侵入に5分以上かかるとあきらめるといいます。このデータを基準に、警察庁、国土交通省、経済産業省と建設部品・防犯関係の民間団体からなる官民合同会議は「ドロボウの様々な侵入手口に5分以上耐える」等の防犯性能試験を示しました。CPマークは、この厳しい試験に合格した、防犯性能の高い建物部品のみにつけられるマークです。
ドロボウの被害にあいにくい家にするポイント
ドロボウは時間がかかるのがイヤ
いかに素早く侵入するかがドロボウの極意。だからツーロックや防犯ガラスなど、侵入に手間や時間がかかる家は敬遠します。
ドロボウは光と音が苦手
ドロボウは光や音に敏感。ガラス破壊センサーやセンサーライト、警報機などが効果的です。
ドロボウは近所の目が大キライ
ドロボウは人目を嫌います。これは、捕まることを恐れているからです。ドロボウが犯行をあきらめた理由で一番多いのは「近所の人に声をかけられた」「ジロジロみられた」です。
窓の施錠は確実に!補助錠も活用
出かける前、就寝前には必ずカギをかけましょう。
補助錠は、サッシの上部に取り付けると、より効果が得られます。
玄関ドアにはガードプレートを設置
ガードプレートは、ドアの枠とドアの隙間をふさぐプレートのことで、バール等の工具によるこじ入れを難しくします。
※建材メーカーによっては、純正以外の防犯設備を後付けすると保証期間内であっても対象外となる可能性がありますので、設置の際はメーカー等に確認してください。
ホームセキュリティへの加入と防犯性能の高い金庫の活用
組織窃盗グループが入念な下調べをして狙い撃ちで空き巣に入り、耐火金庫ごと盗み出す実態が確認されています。ホームセキュリティへの加入と床やベースボードに固定する防犯性能の高い金庫を併用するなど、厳重な防犯対策をしましょう。
防犯上の指針
愛知県では防犯性の高い住宅の普及を図ることを目的に、住宅について犯罪の防止に配慮した構造及び設備に関する基準等を示した「住宅に関する防犯上の指針」を公表しています。
防犯に配慮した住まい
「防犯住宅認定制度」(戸建住宅)及び「防犯優良マンション認定制度」による防犯性能に優れた住まいの供給が始まっています。