住まい手サポーター相談事例
このページでは、「住まい手サポーター」に対して一般的によく聞かれるような疑問についてお答えしています。
事例1 リフォームを行うにあたり、耐震診断を行うことをアドバイス
- 相談者
- 40代・女性
豊田市
豊田市役所から紹介。 - 相談の種類
- リフォーム(耐震性)について
- 相談内容
- 現在、築後12年のツーバイフォー住宅に住んでいるが、リフォームを考えています。その際に太陽光発電パネルを屋根に載せたいが、耐力的に大丈夫でしょうか?
- 助言内容
- リフォームなどを行う前に、現在の住まいの安全確保を行うために、まずは耐震診断も行うことを勧めました。
ただし、ツーバイフォー住宅の場合は、市町村が行っている無料耐震診断の対象外であり、調査費用が4~5万円程度かかることも助言しました。 - 相談者から受けた評価など
- 今後どうするか、検討したいとのことでした。
事例2 契約時のトラブル対処の心構えをアドバイス
- 相談者
- 30代・夫婦
名古屋市緑区
愛知県建築指導課から紹介。 - 相談の種類
- 戸建住宅の新築について
- 相談内容
- 新築で住まいを建てようと思い、ある工務店に概算見積りを出してもらい、納得できる金額だったので仮契約しました。しかし、正式な見積りを出してもらったら、別途工事ばかりで、キッチンとユニットバスはオプション扱いであったなど、概算見積りよりすごく高くなってしまいました。これは正当な扱いなのか、また、このような工務店に対してどのように対処したらよいか、不安に思っています。
- 助言内容
- 工務店に対して不審な点がある場合、改善の要求は正当な権利であり、また、改善が見られない場合は、たとえ仮契約後でも契約は解除することも正しいと思います。住まいは簡単に建て替えられないので、不信感のある工務店に家を建ててもらうと、一生嫌な思いをすることになると助言しました。
- 相談者から受けた評価など
- たいへん喜ばれ、その1年後には、相談者の親御さんのリフォームを頼まれることとなりました。
事例3 建替えの前に、リフォームも検討することを助言
- 相談者
- 高齢者夫婦及びその娘(直接の依頼者は娘さん)
名古屋市
名古屋市住まいの相談窓口から紹介。 - 相談の種類
- リフォームについて
- 相談内容
- 親のために住宅の建替えを行いたいが、解体・整地にかかる費用の目安はありますか?
- 助言内容
- 建替えもよいが、もう一つの選択肢として、費用が新築の場合の半分以下で、かつ、住み心地のよい住まいにすることのできるリフォームについても検討することを助言しました。
- 相談者から受けた評価など
- 建替えだけでなくリフォームも含め、これからの住まいづくりについて改めて深く考えるきっかけとなりました。
事例4 住まい手サポーターを第三者意見(セカンド・オピニオン)として活用
- 相談者
- 60代・女性
瀬戸市
ホームページを見て、年齢や実績を見て判断した。 - 相談の種類
- 戸建住宅の新築について
- 相談内容
- 全部で4つの相談を受けました。
①現在某ハウスメーカーに建設依頼中で、宅地やよう壁の改良もしてもらっているが、耐震的には大丈夫でしょうか?
②性能評価書の申請がされているようですが、第三者に検査をしてもらうことは可能でしょうか?
③床暖房をガス暖房で提案されているが、大丈夫でしょうか?
④外壁をサイディングで提案されている。モルタル塗りリシン吹付にしたいがどうでしょうか? - 助言内容
- 相談内容に対する助言は以下のとおりです。
①図面を見なければ正確には言えないが、法律の基準に沿った形で進められていると思われます。
②そのハウスメーカーが検査を行うのではなく、第三者が検査を行うので、特に心配ないと思われます。
③床暖房は、電気、ガス、パッシブソーラー等の方式がありますが、それぞれ一長一短があります。それぞれのイニシャルコストとランニングコストについて、比較検討するとよいと思います。
④サイディングは最近良い製品も多くなってきたと思います。将来のメンテナンスも踏まえて検討するとよいと思います。 - 相談者から受けた評価など
- 相談者の疑問に対し、きめ細かい対応をしていただいたとのこと。また、本制度についても良い評価をいただきました。
事例5 要介護者のためのリフォームを進めるため、福祉の専門職にアドバイス
- 相談者
- 40代・男性
名古屋市緑区
相談者の方が、住まい手サポーター本人のブログを通して「住まい手サポーター」の存在を知り、相談。 - 相談の種類
- 要介護者のためのリフォームについて
- 相談内容
- 介護福祉士として仕事をしている関係上、高齢者からリフォームをどうしたらよいか、よく聞かれます。アドバイスはできるものの、自分がリフォームを行うことはできないので、お勧めできる良い方を紹介してほしい。
- 助言内容
- 福祉住環境コーディネーターの資格を持っていたり、高齢者を対象とするリフォームを得意としたりしている建築家を、本人の同意のもと紹介しました。なお、相談の受け答えは、メールをやり取りする形で行いました。
- 相談者から受けた評価など
- その後、相談者は紹介した建築家と会って打合せなどをされたそうで、たいへん喜んでいただけました。