各種イベント・コンクール

わが家のリフォームコンクール (平成24年度)

ゆとりある住まいづくりにつながる住宅リフォームの普及・促進を図るため、リフォーム工事の水準向上に寄与し、今後の増改築の参考となる優秀な事例を表彰しています。

すまいる愛知賞  
愛知県知事賞覚王山の住宅<設計者>
萬田 浩太郎/(株)ワーク・キューブ
名古屋市長賞和の継承<設計者>
光崎 敏正/光崎敏正建築創作所
(独)住宅金融支援機構
東海支店長賞
白と黒の家<設計者>
海野 崇/(株)戸田工務店
(独)都市再生機構
中部支社長賞
家族5人+ネコ5匹がくつろげる 自由スタイルの家<設計者・施工者>
駒井 志保/リファイン岡崎北
愛知県住宅供給公社
理事長賞
LINK<設計者>
藤井 愛/(株)桶庄モアリビングOKESHO長久手店
名古屋市住宅供給公社
理事長賞
愛犬と暮らす開放的でホテルライクな住まいに。<施工者>
尾関 元紀/パナホーム(株)中部リフォーム支社
特別賞
間宮 義智
袴田 梨紗子・山西 真緒
安江 弥加/(株)桶庄
入選
田中 孝則
諸戸の家(株)
平井 邦枝/(株)桶庄

講評

審査委員長 小川 正光(愛知教育大学教授)

 最近のリフォームは、幅広い改善要求に対応できるようになったため、今年度は、多様な家族構成とテーマがみられました。また、明暗のコントラストで雰囲気をとらえた写真や端的な説明の図面表現など表現のレベルが向上し、居室間の結合方法にも優れた工夫と提案がありました。テーマの幅が広く、作品の水準も高いことから審査員の評価が分かれ、まとまるまでに時間を要しました。

 評価点としては、まず、リフォーム前の生活上の困難点を改善して居住者の要望に応えられたのか、居住者の満足度も含めて検討しました。また、技術的側面から、生活に合致したプラニング・構造・デザイン性などの新しい試み・独自性と、他の住宅に対しても普遍化できる影響力についても検討しました。

 今年度の特徴と成果をまとめると、以下のようです。

  1. マンションが多くなった印象を受けましたが、件数的には増えておらず、力作が多かったのです。マンションも、立地・利便性・管理の容易さなどが評価され、定住する住宅として位置付けられるようになったことを示します。
  2. 二世帯住宅が少なくなり、高齢でも、単身・夫婦で独立し、気ままな生活を楽しむという、これからの成熟社会の方向が伝わってきました。ペットと一緒に住む工夫も魅力的でした。
  3. 中古住宅の安さを評価し、気軽にリフォームする若い世代が増えていることは頼もしいことです。思い切ったデザインで、カラフルな、楽しい作品が多くみられました。
  4. 古民家の再生は、レベルが高い作品ばかりでした。古い意匠を大切にして継承するだけでなく、現代の生活に合わせた日当たりの良い居室配置・明るい色彩・過ごしやすい設備を導入している点が一致していました。
  5. 東日本大震災後、耐震に対する認識が一層高くなっているのを感じました。居室の構成を変える際にも、既設の柱や筋交いを残しつつデザインとして活かす無理のない計画が定着していました。

参考

対象 

愛知県内で平成22年2月から平成25年1月までの間に工事の完了した、住宅のリフォーム(増築、改築、模様替えなど居住環境の改善のために行った工事)

応募資格 
住宅のリフォーム工事の設計者、施工者または建築主(連名も可)
応募点数 
45点
審査委員(敬称略) 
委員長小川 正光愛知教育大学教授
委 員朝岡 市郎(社)愛知県建築士事務所協会会長
高橋 啓子愛知江南短期大学非常勤講師
中野 祥司愛知県建設団体協議会愛知県建設組合連合技術部長
宮田 直子インテリアコーディネーター
山口 ゆずみ(公社)愛知建築士会女性委員会委員長
横井 敏樹ハウジング&リフォームあいち2013特別委員会委員長

歴代受賞一覧

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