わが家のリフォームコンクール (平成29年度)
ゆとりある住まいづくりにつながる住宅リフォームの普及・促進を図るため、リフォーム工事の水準向上に寄与し、今後の増改築の参考となる優秀な事例を表彰しています。
すまいる愛知賞 | |
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愛知県知事賞 | 住みつなぐ家 |
[設計者] 森 哲哉(森建築設計室) | |
名古屋市長賞 | Wのリノベーション |
[設計者] 野﨑 亮一(のざき設計) | |
住宅金融支援機構 東海支店長賞 |
古民家を耐震改修。「古」と「新」が調和した西尾の家 |
[設計者・施工者] 足立 拓哉(アイシン開発㈱「アイシンリブラン」) | |
UR都市機構 中部支社長賞 |
テラスハウスの線びき |
[設計者] 宮本 久美子(302アーキ) | |
愛知県住宅供給公社 理事長賞 |
受け継がれる住まい |
[設計者] 藤村 諒(marc design) | |
名古屋市住宅供給公社 理事長賞 |
28年目の増改築 |
[設計者] 光崎 敏正(光崎敏正建築創作所) | |
佳作 | 夫婦の家 |
[設計者] 坂下 佳秀(坂下佳秀建築設計事務所) | |
佳作 | お祖母様と孫familyの幸せなこれから |
[設計者] 稲葉 砂智子(㈱リビング春日井) |
講評
審査委員長 松山 明(中部大学准教授)
本年度は、共同住宅の応募件数が少ないなど昨年度と比べても残念ながら応募数は減少したものの、レベルの高い優れた作品が多く、次のような特徴がありました。
- 住宅内部だけのリフォームにとどまらず、屋根仕上げを含む外装や外構部分もリフォームをし、周辺地域との調和を強く意識した作品がみられるようになってきました。
- 改築時の障壁となりがちな筋違いの入った耐震壁を、柱と筋違いを化粧として現し、広い空間を作り出すとともにアクセントやゾーニング分けに活用する作品がみられました。
- 半屋外空間としてウッドデッキ、バスコート、中庭、物干し場を設け、室内と敷地外構部を上手く一体化させる作品がみられました。
- LDKを広く確保するために、対面キッチンに一枚板のカウンターを固定しテーブルを無くしたり、寝室との境をロールスクリーンとして普段は開放的にOPENするなどの提案も見られました。浴室に浴槽のみを設置し、洗い場を設けない提案には審査委員の中でも様々な意見が出されました。
- 昨年度と同様に団塊世代の高齢化にあわせて高齢の夫婦で独立し、気ままな生活を楽しむ作品も多く見られる一方、若い夫婦のみの住宅や、二世帯や三世代居住のための作品も見られました。また、倉庫建築や店舗併用住宅を専用住居としてリノベーションした作品など多様な作品がありました。
- リフォ-ム工事に施主によるDIYを取り入れた作品、家族構成の変化に合わせて一部の減築をして耐震改修を容易にした作品、猫や犬などのペットとの共生を図った作品、梁を現しとして天井高さを確保した作品、共同住宅でも設備・水回りや居室の構成も大きく変更する作品は定着してきました。
- 昨年度から始めたホームページ上にて応募作品を公開し、WEBによる一般投票に今年度も多くの方に投票いただきました。有り難うございます。その結果は、審査委員1名分の意見として選定に反映いたしました。すまいる愛知賞作品の半分が、一般投票で支持された作品でした。
参考
対象
愛知県内で平成27年2月から平成30年1月までの間にリフォーム工事の完了した住宅
※増築、改築、模様替えなど居住環境の改善のために行った工事
※建築関係諸法令に適合していること
- 応募資格
- 住宅のリフォーム工事の設計者、施工者または建築主(連名も可)
- 応募点数
- 36点
- 審査委員(敬称略)
委員長 | 松山 明 | 中部大学准教授 |
委 員 | 朝岡 市郎 | (公社)愛知県建築士事務所協会会長 |
〃 | 江上 一枝 | (公社)愛知建築士会女性委員会委員長 |
〃 | 青木 正樹 | 愛知県建設団体協議会技術委員 |
〃 | 川野 紀江 | 椙山女学園大学講師 |
〃 | 宮田 直子 | インテリアコーディネーター |