各種イベント・コンクール

わが家のリフォームコンクール (平成28年度)

ゆとりある住まいづくりにつながる住宅リフォームの普及・促進を図るため、リフォーム工事の水準向上に寄与し、今後の増改築の参考となる優秀な事例を表彰しています。

すまいる愛知賞 
愛知県知事賞 永く暮らせる家
[設計者]
後藤 文俊(㈲アトリエ後藤建築事務所)
名古屋市長賞 瑞穂のリノベーション
[設計者]
海藤 洋、薮下 恵理(㈱建築士事務所 エクリアーキテクツ)
(独)住宅金融支援機構
東海支店長賞
家にいることが楽しくなる家
[設計者・施工者]
平井 真弓(リファイン緑丘)
(独)都市再生機構
中部支社長賞
Japanese Modern 視線と風が通り抜ける住まい。
[設計者・施工者]
川瀬 孝治(トヨタホームリフォーム㈱)
愛知県住宅供給公社
理事長賞
北欧テイストに包まれたココチのいいとっておきの暮らし方
[施工者]
中村 尚志(㈱レオック 田原かや町店)
名古屋市住宅供給公社
理事長賞
kazoku no WA
[設計者]
伊藤 孝紀(㈲タイプ・エービー)
佳作 空間を繋ぐ、世代を繋ぐ、そして家族の未来へ繋げる
[設計者・施工者]
大岩 俊一(アイシン開発㈱「アイシンリブラン」)
佳作 光と風の散歩道。 ぐるっと回遊できる住まい。
[設計者・施工者]
川瀬 孝治(トヨタホームリフォーム㈱)

講評

審査委員長 松山 明(中部大学准教授)

 本年度は、建築主による応募がないなど、昨年度と比べ応募数は減少したものの、端的な説明の図面表現や、雰囲気をとらえた写真など表現のレベルの高い優れた作品が多く、次のような特徴がありました。

  1. 標準世帯を想定したnDKやnLDKタイプで新築された共同住宅の中古住宅を購入し、家族の趣味や嗜好、希望に合わせた個性的な住宅にリフォームをして入居する例が増えていました。
  2. 間取りを使いやすいようにするだけではなく、「陽射し・自然光・風」を住戸内各室に取り入れ「省エネ」を図ったり、バリアフリー、ユニバーサルデザインとすることが当然になってきました。
  3. リフォーム工事に施主によるDIYを取り入れた作品や、一部を減築するなど耐震性に配慮をした住宅が定着してきました。構造的な制約の多い壁式構造の共同住宅のリフォームに取り組んだ事例もありました。
  4. 団塊世代の高齢化にあわせて高齢の夫婦で独立し、気ままな生活を楽しむ作品も多く見られましたが、半面、若世帯のみの住宅や、二世帯や三世帯居住のための作品など多様な作品がありました。
  5. すまいる愛知賞と佳作をダブル受賞した設計者が誕生しました。受賞の公平性から一点のみに表彰を絞ってはという声もありましたが、リフォームを数多く手がけ、複数の優れた作品を提案されたことを素直に表彰することで審査委員の多くの同意が得られました。
  6. 今回、初めての試みとして、ホームページ上にて応募作品を公開し、WEBによる一般投票が行われ、多くの方に投票いただきました。有り難うございます。その結果は、審査委員1名分の意見として選定に反映いたしました。入選作品の半分が、一般投票で支持された作品でした。しかし一番多くの票を集めた作品は、介護生活の負担軽減のためベッドの部屋間水平移動を可能とするなどユニバーサルデザインを追求されたものでしたが、図面や室内写真がベッドのみ強調され、家族の生活や住みこなし方への提案に欠けた「施設建築」に近い印象を多くの審査員が受け、入賞に至りませんでした。

参考

対象 

平成28年度 わが家のリフォームコンクール作品募集

愛知県内で平成26年2月から平成29年1月までの間にリフォーム工事の完了した住宅
※増築、改築、模様替えなど居住環境の改善のために行った工事
※建築関係諸法令に適合していること

応募資格 
住宅のリフォーム工事の設計者、施工者または建築主(連名も可)
応募点数 
44点
審査委員(敬称略) 
委員長松山 明中部大学准教授
委 員安藤 春久(公社)愛知県建築士事務所協会副会長
江上 一枝(公社)愛知建築士会女性委員会委員長
青木 正樹愛知県建設団体協議会技術委員
宮田 直子インテリアコーディネーター

※事情により作品募集時から審査委員が一部変更しました。

歴代受賞一覧

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